「国の借金は膨大であり、今後は年金などの社会保障費も増大する。だから、消費税アップもやむをえない」−−−国民は財務省からそう”洗脳”されてきた。しかし、本当にすぐに増税は必要なのか。現職の内閣参事官で、”国家予算の全てを知る男”ともいえる高橋洋一氏の「爆弾告発」は、08年国会で増税論議を本格化させようとしている福田政権と財務省に待ったををかけるものである。」(週間ポストP26)
埋蔵金とはつまり、国の会計の中の埋もれた剰余金のことである。政府は「財政難、財政難」と増税を決め付けているが、よく調べてみると、50兆円もの剰余金が政府の財源の中に埋もれているという。50兆円といえば、消費税20%で一年分にも相当する額だそうだ。
これでは、増税論議など、いっぺんで吹っ飛んでしまうだろう。
調べたのは内閣参事官の高橋洋一という人だ。
それも、仕事として上からの業務命令でやったわけでもなく、なんと!いわば夜鍋仕事の趣味でやったのだそうだ。
高橋氏によれば、「調査の仕組みを作るのは難しいが、もう仕組みはできているので、あとは表計算ソフトに数字を入れて、ボタンを押せばパーッと出てくる・・・」のだそうである。
凄い!是非やってほしい。
こういう人こそ、国民にとってなくてならない存在なのだが、どうでも増税をしたい政府は、この優秀な参事官を、あまりにも煙たいので「社史編纂室」などという閑職へ左遷してしまったらしい。
(これは、日本国民にとっては大きな損失だな)
高橋氏によれば、国は増税論議の前に4つのやるべきことがあるという主張だ。
1、経済成長率をあげる。
2、眠っている埋蔵金を放出し、売れるものは売って借金を減らす。
3、歳出をカットし、予算をぎりぎりまで減らす。
4、社会保障制度を与野党で抜本的に見直す。
ということだ。ごもっともな意見だと思う。
国も財政難なので多少の増税は必要かなと思ってたんですが、この記事読んで、ぼくはすぐに考え改めましたね。
増税反対!そしてこの優秀な高橋さんをすぐに元のポストに戻すべし。