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世界が注目する暗黒の6・17
ポール・クルーグマン独占インタービュー
「預金流出、そして恐慌が始まる」
ノーベル賞経済学賞受賞の世界最高のエコノミストの評価がある、ポール・クルーグマンに週刊現代がインタビューしています。
週刊現代6/16号
ポール・クルーグマン氏の見解では
デフォルトせずにギリシャが再建する方法は見当たらない
ということである。
6月17日に予定されているギリシャの再選挙で財政緊縮策に反対している急進左派連合が大勝すれば、万事休すでギリシャはユーロ圏を離脱することになる可能性が高い。
クルーグマン氏はそう断言しています。
6月17日は最悪のシナリオの始まりで、これが暗黒の6・17と呼ばれる所以です。
ギリシャのユーロ離脱の鍵を握っているのが欧州中央銀行ECB.
ギリシャの銀行が金を借りているのが中央銀行だが中央銀行が金を借りてる先は欧州中央銀行。結局、ECBがギリシャに金を融通できなくなった時点でユーロ離脱、恐慌の始まりだそうだある。
ギリシャのユーロ離脱に続く最悪のシナリオは、スペインとイタリアで大量の預金流出が起こり、巨大銀行倒産。その影響でヨーロッパ全体の銀行システムの崩壊を招き、ユーロ圏全体が崩壊の危機に立つ。
ヨーロッパ以外にも日本、アメリカ、中国へも影響が波及し、世界恐慌状態。
国債大暴落の可能性大。
日本に関しては日本政府の経済政策を厳しく批判。
日本の政策当局はいつもこれと言った大胆な政策を打たないできた。
だからこそ、他国でショックが起きた時、かなりきつく影響がでてしまう。
野田首相がミッションとしている消費税増税に関しては
いかにもタイミングが悪すぎると批判。
野田首相も現在5%の消費税を2年後に8%、3年後に10%まで引き上げようとしているが、・・・・この時期に消費税を上げたら、もっと消費が落ち込み、経済が悪化することは目に見えている。
では、世界的な不況とユーロ危機をどうやって乗り越えるかという問いに対しては、意外と簡単な回答でした。
緊縮、節約のやり過ぎを止めて、その反対をやればいいのだそうです。
要するに経済成長を促す積極的政策を勇気を持って断行することだそうです。
世界恐慌とかで銀行預金封鎖なんて一時的でもあったら、かなり困ることは間違いないです。
心の準備しておいた方がいいかもですね。
とにかく、6月17日のギリシャの再選挙注目していましょう。